河井英里さん

March 28, 2015

 

7年越しの夢が叶いました。
先日、人形町・浅草・築地へ行きました。
シンガーソングライター、
河井英里さんのゆかりの地をめぐってきました。

 

河井さんは、「ワーズワースの冒険」テーマ曲「シャ・リオン」を
はじめ、アニメなどの主題歌、挿入歌、作曲、作詞、CMナレーションで
ご活躍され、2008年に43歳の若さで亡くなられました。
その美しい声で私の人生を大きく変えてくださった方です。

私は河井さんに生前に一度もお会いすることができなかったことを
7年間悔やんでいました。

英里さんの追悼CDを制作された「ぴよ工房」代表の藤沢晶子さんに
ご協力をいただき、この度ゆかりの地を教えていただき、
生前の河井さんを感じることができました。
終始涙ぐみながら、電車で移動していきました。

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《7年前》
私は彼女の歌声に毎日のように光をもらっていて、
いつかご本人に感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。

当時の私は、社会人になりたて、毎日泣いてばかり、失敗してばかりで、
人には多大な迷惑をかけ、どうしたらいいのかも自分で考えられない、
言われたことすらできずに、信用をなくし、だんだん周りにも自らにも
レッテルを貼り、向上も勇気もなく、同じことを繰り返し、
どうしてできないのかも、なにがわからないのかもわからなくなり、
ボロボロになりながら、ひたすら暗い道を歩いて、もがきながら
生きていました。


そんな私が、唯一、人が変わったように楽しくやっていたのがMIDIやJASRAC管理曲のカバーを

制作し投稿することでした。
それを当時の私から引き剥がしたらと思うと、ぞっとします。
他に何もなかったからです。
それだけが、当時の自分の精神的なバランスを取るための楽しみでした。

 

そんな細々としたインターネット上の音楽活動の中で、
ふとしたきっかけで彼女の曲と声に出会い、
一気に心を持っていかれました。
「私も彼女のように曲を作り、歌を歌いたい」と思うようになりました。
その矢先の訃報。信じられませんでした。


その後、彼女の追悼CDを購入し、ブックレットの藤沢さんの文から、
CDの制作途中で河井さんが亡くなってしまったことを知り、
衝撃を受けました。
命の儚さ、人と時間の限界を見ました。
いてもたってもいられなくなり、
もし私の命が僅かなら、何をしたいかを
その時生まれて初めて考えました。

 

「CDを作りたい」

 

それしか浮かばなくなり、自主CD制作を始めました。
同人音楽を始めたのはこれがきっかけです。

 

1作目の空想庭園は、2009年制作。
今思えば、このCDに収録した一曲目の「空の声ーエイルー」は、
造語歌詞。そして偶然に、
意味もなくつけた「エイル」というサブタイトルは、
後に「アイルランド」を意味する言葉だったことに気づきます。
このころは、まだアイルランドという国があることすら知らなかった頃。
このCDが完成した直後に、藤沢様にCDをお送りしました。
面識のない河井さんの一ファンの私が、
急に送ってしまった手紙とCDでしたが、
しっかりと受け取っていただけていたことを後に知り、
とても嬉しかったです。

 

CD制作が楽しくなり、仕事を辞め、
退職金全額でアイリッシュハープを買い、
ライブ活動を始め、つねに彼女を追いかけながら
音楽に向き合ってきました。
時に造語歌詞を作り、生前立たれたステージに憧れて
Tomokoさん、エレマンドムーさんのご縁で
南青山MANDALAに参加させていただいたり・・。その際、
MANDALAのスタッフの方からも、幻になってしまったライブのお話を
お聞きしていました。
「ライブ中止のお電話がきて・・・。・・とても残念でした。」

 

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《ツアー開始》

★人形町へ。
♪「青に捧げる」
♪「風の道へ」

 

★木原クリニック

 

今回、なんと・・河井さんの主治医であった日本橋木原クリニックの
木原院長、そしてスタッフの方に、生前の英里さんのお話、そして
音楽のお話をお聞きすることができました。
涙が止まらなくて、
彼女がたしかに、この場所にいたのだと感じ取れたことが
本当に本当に嬉しかったです。
クリニックの皆様も、本当に親切で・・。
診察室で、英里さんのお話ができるなんて思ってもみませんでした。
こちらのクリニックには、藤沢さんのお父様の書「心」も飾られてあり、
とても元気をいただきました。

 

 

普通のクリニックのイメージを覆すような、
音楽と楽器にあふれた、あたたかく、素晴らしい空間でした。

♪「Moon 〜静かの海〜」

 

 

★人形町から浅草へ。
♪「時の汽車」

 

 

★カフェムルソー

 

 

 

 

 

 

何て素敵なカフェでしょうか。ちょうど夕暮れどきに立ち寄りました。
お気に入りのカフェで、ゆったり隅田川を眺めながら、
楽譜を書いたりされていたのだそうです。
私はドイツ語の本を広げて、いくつか河井さんに教えて差し上げました。
リゾットもとても美味しかったです。
出されたコップが一人分だったことに、
寂しい気持ちになったのは内緒です。

 

 

★隅田公園

 

 

 


残念ながら、まだ桜はつぼみでしたが、
公園の一番端っこの木だけ、咲き始めていました。
「よくきてくれましたね」と、感じました。
スカイツリーも綺麗でした。
春はすぐそこですね。
♪「茉莉花慕情」

 

 

★浅草から築地へ
♪「にわか雨」

 

 

★聖路加国際病院 礼拝堂

 

 

 

 


実は、ここには以前来たことがありました。
その時は、河井さんが最後にいらした病院と知らずに、
知人につれられて・・。
(とり〜なさん、連れてってくださったおかげで、
 今回、一つも道を迷わずに一人で行くことができました。
 教えてくださった礼拝堂への近道をいきましたよ。
 きっとこの日のためだったのだと思います。ありがとうございます。)

もう光もほとんどない中で、パイプオルガンの練習している音が
響き渡っていました。
私は目を閉じて、30分ぐらい、その場所に座って祈っていました。

 

数日前から、家のものが動くことが2回ほどあり、
もしかしたらと思っていたのですが、
本当に近くに来てくださっていたのかもしれません。
この日に買ったものは、初めて買うものばかり。
「これを買ってみたらどう?」と、
河井さんが勧めてくださったものを買いました。

 

★帰り道、聖路加病院の目の前の公園のベンチで
♪SUN FLOWER
♪ルーミス エテルネ

 

ルーミス エテルネにあたっては、
目の前で歌ってくださっている感じがしました。
涙が止まりませんでした。

とある人を一日中、意識しながら過ごすことは、
生まれて初めての試みでした。
本当に充実した幸せな時間でした。

すべて、藤沢さんのご協力あって実現できたことです。
本当にありがとうございました。

 

私は海外でも、河井さんの曲を歌い続け、
河井さんという素晴らしいシンガーソングライターのことを
伝えていこうと思います。

 

お会いできなかったとは、もう言いません。
目の前で笑っている英里さんが、
たしかにそこにいると感じることができたから。

 

 

蒼咲雫

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